桜の羽

雪が溶けて　桜の蕾が花開く
新しい出会いが君を待っているから
花びら舞い上がらせ　空へ羽ばたけ

心に傷を負い　羽がボロボロになっても
受け止めてくれる誰かがきっといる
君を待っているから　勇気を出して

桜の花が満開になり
花びら舞う頃その向こうには

きっと君が望む未来があるから
勇気の羽を出して
君を待つ誰かのもとへ

さあ

雪月の奇跡

ハラリハラリと雪が舞う
路地裏に入れば人影もなく
ただ　ただ　雪が舞い
静寂が闇夜を包み込む

まっさらな雪の上を
ひたすら歩き続ける
吐く息も白い

足元を照らすのは
仄かなローソクの灯りだけ

ふわりふわりと舞い落ちる雪
路地裏を抜ければそこは
湖の広がる白銀の世界

ローソクを消しそっと時を待つ
月光が水面を射し　その水面(みなも)に
雪の結晶が舞う時まで

それはほんの数秒の出来事
その数秒に願い事を唱える

満月と雪とほんの雲の隙間が起こす
それは奇跡の瞬間

願い事が叶うという
古からの言い伝え

ローソクに灯りを点し
また静寂の中を歩き出す

笑顔の力

あなたが生きて
傍にいてくれるだけで
私は幸せなんだよ

あなたが笑っていてくれる
いつも笑いかけてくれる
それだけで私も笑えるんだよ

こんな弱い私でごめんね
泣き虫な私でごめんね

頑張ってるあなた
辛いはずのあなた
でも笑顔をくれるあなた

だから　これからは
泣かないよ　笑うから

あなたの記憶に　泣き顔じゃなくて
笑っている私を残したいから

私の元に来てくれてありがとう