太陽

いつも光をくれていた君
それが当たり前になっていた

光を照らし続けていた君

君が隠れ始めて
どんどん光から闇へ移っていく

けれど　それでも君は光を失わず
光を降り注いでいた

僕らの上に　優しく


君は本当に凄いんだな
改めて思い知ったよ

君は　僕らに必要な存在


君がまた　強い輝きを取り戻したとき

僕はなんだか　嬉しかった

そう　とても

静寂の心

雨が降り注ぎ　朝陽で大気が洗われる
清浄な空気に包まれて
身も心も静寂を取り戻す


夜明けとともに　神の御座す地へ


一歩　一歩　歩を進みゆけば
一歩　一歩　無心になりゆく


日々の感謝を　そっと述べる


雨露と陽の光によって作り出された光の参道を
無心の心で進みゆき　そしてまた

元ある世界へ戻りゆく

ふと空を見上げれば　
鳳が羽ばたいていた…

雪月花

はらはらと雪が舞い落ちる
窓に映る暖炉の灯りが　ゆらりゆらりと揺らめく
私は窓辺でじっとそれを見つめている

ずっと　待ち続けて
降り積もる雪のように募った想いも
いつか雪解けのように溶けてしまいそうで
少し　不安になる

でも　あなたから届くメールで
そんな思いも無くなってしまう


月光に照らされて舞う雪は
キラキラと輝いて　雪の花のよう

いつか　二人の想いも咲くように
そっと月夜に祈り　願い


静かにカーテンを閉めた